コウジ酸は三省製薬が開発した発酵代謝物質です。
コウジ酸のコウジは日本人にはお馴染みの日本酒や味噌などの麹(こうじ)で、麹菌の発酵過程で出来るのがコウジ酸です。
日本人のソウルフードを作ってくれる麹に、シミを抑える効果があるなんてとても不思議ですが、開発に着手してから13年の年月を費やし、開発に成功したのが初の医薬部外品、美白有効成分のコウジ酸なのです。
目次
コウジ酸とは?
コウジ酸の開発に成功したのは、創業50年を超える三省製薬です。
酒造りをする杜氏(とうじ)の手は透き通るように白い、という伝説とも言えるような言葉をヒントに、長い年月をかけて研究を進め、発酵代謝物質であるコウジ酸の存在を突き止めたと言います。
日本初の医薬部外品認定を受けた美白成分で、今では化粧品へ配合されているお馴染みの成分ですが、実は歴史の重みがある成分なのですね。
食品として馴染み深い素材ですから、安全性も実証されているのが嬉しい点。
コウジ酸が認可されたことを始めとして、日本の美白成分や美白化粧品のブームを巻き起こした画期的な成分でもあります。
皮膚科でもコウジ酸が配合されたクリームが処方される場合もあり、シミが薄く目立たなくなる効果や、黄ぐすみを改善する効果が認められています。
まさに日本の美白のスタンダード成分と言っていいでしょう。
コウジ酸の働きとは?
コウジ酸の働きは、メラニンの生成を抑制して、シミが出来る前に食い止めるものです。
メラニンは通常肌のターンオーバーで古い角質と一緒に剥がれて落ちるはずのものですが、過剰にメラニンが作られることで排出されにくくなると、定着してシミになります。
コウジ酸は、メラニンを生成する酵素を抑制するだけでなく、メラニン生成を促進する伝達物質の産生も同時に抑制します。
活性酸素の発生や炎症の発生も抑制する作用があり、肌に色素が沈着する隙きを与えないことでシミを防ぐ働きがあります。
また、コウジ酸の嬉しい働きの一つに黄ぐすみの改善効果があり、年齢によって肌が黄ばんで来る症状を改善してくれる働きもあります。
黄ぐすみというのは肌細胞の糖化(とうか)のことですが、炭水化物などの糖分を多く摂取していると、体内でタンパク質と糖とが結合して褐色の物質が過剰に作られます。
糖化は少なからず起こる自然現象ではありますが、加齢によって褐色物質のAGEs(エイジス)が蓄積すると、全体が黄色っぽくなる黄ぐすみが強く現れます。
コウジ酸には抗糖化作用があるため、AGEsの生成を抑制し、肌を白いままキープする働きがあります。炭水化物を主食とする日本人の肌には、まさにピッタリの成分ですね。
コウジ酸のシミへの効果まとめ
コウジ酸の美白作用
コウジ酸が持つ美白作用は、チロシナーゼの抑制です。
シミができるのはメラニン色素が色素沈着してしまうからですが、その過程でメラニンを黒色化するチロシナーゼの存在があります。
チロシナーゼはメラノサイトから生まれたメラニンを黒色化することで、肌を外部刺激から守ろうとします。
しかし年齢やストレスなどで肌のターンオーバーが乱れていると、メラニン色素は排出されずに肌表面に残ってしまいます。
すると色素沈着が起こってシミになってしまいますから、メラニンの黒色化を防ぐことがシミ予防につながると考えられるのです。
ですからメラニンを黒色化するチロシナーゼの働きを抑えることは、シミ対策のためにも有効と言えるでしょう。
色素細胞は傷つかない
メラニンを作るのが色素細胞と呼ばれる細胞です。
色素細胞にコウジ酸を加えると、メラニンの生産量は減りますが、色素細胞をコウジ酸のない培養液に戻すと活性化して元の色に戻すのです。
つまり、コウジ酸がメラノサイトに働きかけ、メラニンに作用することで、色素細胞を傷つけることなくメラニンの黒色化を防ぐと言うことです。
このことからも、コウジ酸の高い美白力が伺えるでしょう。
光老化にも効果
光老化と言う言葉をご存知でしょうか。紫外線のダメージによって進む肌の老化現象で、しわやたるみが代表的です。
その原因は活性酸素と言われていますが、活性酸素は増えすぎると正常な細胞を攻撃して肌老化を進めてしまう性質があります。
さらにコラーゲンを減少させ、肌のハリ、ツヤも減っていきます。
コウジ酸は抗炎症作用と活性酸素が産出されるのを防ぐ力があると言われています。ですから美白ケアをしながら、アンチエイジングケアもできると言うことになるのです。
くすみにもコウジ酸
コウジ酸はくすみの中でも黄ぐすみと呼ばれるくすみに効果を発揮します。
黄ぐすみとは糖化現象の一つで、たんぱく質が問うと結びついて起こる現象です。そして糖化する際、AGEsという物質が作られ、肌にどんどん蓄積されていきます。
そして起こるのが黄ぐすみということですが、コウジ酸には肌の色を明るくし、糖化を防ぐ作用があると報告されています。
コラーゲンなど肌のハリつやを保つ成分の老化が黄ぐすみですから、コウジ酸を取ることで防ぐことができるなら、更なるエイジングケアに役立つと言うことになります。
コウジ酸の取り扱い方・注意点
コウジ酸は高い美白作用を持ちますが、扱いには注意が必要です。
麹菌から作られるコウジ酸ですから、自分でも化粧水を作ることができるのではと、手作りの化粧水などを作る人が多いようです。
しかし保存をしっかりしなければ、腐敗し、逆に肌を炒める原因となります。またコウジ酸は長期保存に向きませんから、短期間で使い切る必要があります。
自分で作るのですから量は調整できますし、安全性も高い無添加の化粧水ができるのですが、保存性が低いため安定性は悪いとも言えるのです。
そうすると美白作用は得られない可能性がありますし、逆に肌トラブルにつながる恐れもありますので注意しましょう。
コウジ酸の副作用は?おすすめ化粧品は?
コウジ酸は、メラニン生成を抑える安全性の高い美白成分で、永きに渡り副作用などの報告もありません。
適正に使えば安全性に問題は無く、皮膚科でもハイドロキノンが使えない場合にコウジ酸クリームを処方することもあります。
もともとコウジ酸は酸化しやすく、成分も不安定な物質なのですが、それらの問題を長年に渡ってクリアした化粧品であれば何ら問題はありません。
麹を水に溶かして塗ればいいのでは、と思う人もいるようですが、やはりそんなに簡単な問題ではないようですね。
コウジ酸が配合されたスキンケア商品を求めるなら、コウジ酸を開発した三省製薬のDERMED(デルメッド)がオススメです。
三省製薬はプラセンタエキスも日本で初めて開発した製薬会社ですから、本気でエイジングケアをしたい人はDERMED(デルメッド)の製品をいろいろとチェックしてみるのがオススメです。
時間はかかりますが、諦めていたシミにもコウジ酸がやさしくしっかり効果を発揮してくれるはずです。
元々は杜氏の人の手の白さが注目されたことで生まれたコウジ酸ですが、その美白力は大変高く、多くの化粧品に使われています。
シミケアをしたい、シミ対策をしたいと言う方は、安全性の高いコウジ酸を試してみませんか。
コウジ酸配合化粧品のおすすめは?
三省製薬が開発した美白化粧品シリーズ!
DERMED(デルメッド)は三省製薬が開発した化粧品。シミの原因を4重でブロックするというコンセプトで作られた化粧品で、デルメッド独自のピュールブランWがメラニンを合成させない、生成させない、成長させないとシミのできてしまう原因を徹底的にブロックできる仕様。人気の化粧水、美容液、化粧下地のお得なセットになっています。
価格 | ・トライアルセット⇒1,080円(税込) |
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注目成分 | コウジ酸、ピュールブランW、シャクヤクエキス、STミロバロン、ビタミンC誘導体、リキリチン、ディープモイストコラーゲンなど |
全配合成分 | ビタミンC・2-グルコシド*、リキリチン、桑黄抽出液、オオムギ発酵エキス、セイタカミロバラン果実抽出液、シャクヤクエキス、クミンエキス、水溶性コラーゲン液-4、ヒアルロン酸Na-2、DL-PCA・Na液、PCA、乳酸Na液、アスパラギン酸、アラニン、アルギニン、L-イソロイシン、グリシン、スレオニン、セリン、L-バリン、ヒスチジン、L-フェニルアラニン、プロリン、オレンジ油、ローズマリー油、エタノール、キサンタンガム、クエン酸、クエン酸トリエチル、ジグリセリン、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、水酸化Na、DPG、濃グリセリン、BG、ビタミンE、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、POE・POPデシルテトラデシルエーテル、POEメチルグルコシド、POE硬化ヒマシ油、POPジグリセリルエーテル、ペンチレングリコール、フェノキシエタノール |